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結婚二年目 (寝取られ体験談)

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私達は結婚三年目に入ろうとしている夫婦です。二年付き合って結婚、ですから嫁(ミキ)とは四年以上の付き合いになります。
このミキと私と、私の仕事上の知人であるケンヤの三人の間で繰り広げられた、少なくとも私にとっては修羅場とも言える出来事についてお話ししようと思います。 私は24歳、ミキは21歳、ケンヤは32歳です。
お気づきかと思いますが、ミキが高校生、私が大学生の時に付き合いが始まりました。
私達は学校を卒業後すぐに結婚しました。デキ婚というわけではなく、ミキの両親の病気の事があったからです。
真面目で明るく、私の親受けも最高に良かったので、両家反対する者など一人もなく、盛大に祝福されての結婚です。

ミキはほぼフルタイムのパートをしていましたが、嫌な顔ひとつせず私の為に家事を完璧にこなしていました。
ミキは南沢奈央に似た、所謂美少女ですので、私は彼女と結婚できた事が何よりも嬉しく幸せでした。なのにミキは「私みたいな娘を貰ってくれて有難う」と未だに言い続ける娘、私が言うのもなんですが、本当によくできた嫁です。
夜の生活は当然ほぼ毎日あります。中学の頃から習っていたヒップホップのおかげで、体の柔らかさ、腰の使い方は最高でしたが、未だにフェラはさせた事がありません。
奈央は私一人しか経験がなく、私が充分に開発しなかった、という事もあるかもしれません。
でも、私はそれで満足でした。

さて、1年くらい前の事。同業他社との情報交流を目的とした四半期に一度の懇親会で、予て交友のあるケンヤと飲んでいた時の話です。
このケンヤはなかなかの美男子で、生涯未婚を通すと宣言する程の女たらしでしたが、非常に気さくで、私にとってはライバル社の中でも唯一気を許せる相手でもありました。
この懇親会の時にケンヤの妙な性癖を聞いてしまったのです。それは、付き合っている、というかセフレのような相手を入れると、常に4~5人の相手がいるようでしたが、彼女達を他人に抱かせる事でかなり興奮するというのです。
私はそんな馬鹿な!と思いましたが、リアルに情景を話すケンヤの語りに引き込まれ、ついには私も寝取らせに対して興味が湧いてきてしまったのです。
勿論、この段階では嫁を寝取らせたい云々は全く思わず、むしろケンヤになったつもりで妄想をしていた程度でした。

その数ヶ月後、金曜の夜にミキと待ち合わせ、食事に行った時の話です。
ミキはお互いがスーツ姿で平日に食事するのが大好きでした。なんか独身時代のデートを思い出すらしいのです。
食事後にショットバーに行った時、偶然ケンヤとその仲間数人に会ってしまいました。
何気に言葉を交わしながらミキを紹介しましたが、何となくギクシャクする三人…ケンヤも、
「凄く綺麗な女の子で驚いたよ」と私の耳元で言うだけでそそくさと同僚の輪の中に戻って行きました。見るとミキも顔を真っ赤にして俯いてましたし。
私は夫々が美男美女を目の前にしてちょっと緊張したのかな?程度の軽い気持ちと、妙な嫉妬心が沸き起こっていました。
「ケンヤさんって格好良いだろ?ちょっと緊張した?」
「そうね。でも今夜は私達二人きりのデートなんだからね!」
なんて会話をしていましたが、その夜のミキはいつも以上に激しく、何度も射精させられたのを覚えています。

後背位でも積極的にお尻をくねらすミキを上から眺め、
「ミキが他人に抱かれたなら…」などと知らず知らずの内に考え始めていた頃です。
二人で恋愛物の洋画を借りて見終わった時の事、ミキがエラく感動して号泣していました。
切な過ぎて泣いてたと言ってましたが、
「大人の恋愛って深いよね…」とも呟いてました。
私は
「ミキも立派な大人なんだけど(笑)」みたいにちゃかしていましたが、後で考えるとミキは高校生の頃から私と付き合いだし、そのまま結婚しています。一人立ちと同時の嫁入りですから、映画やドラマのような恋愛に憧れがあったのかもしれません。
憧れがだけで済めばよいのですが、もし私以上の男が現れたなら、私は彼女を繋ぎとめておく事ができるのだろうか?と考えるようになりました。
男だって私しか知らないはず。彼女の性欲は高校生の頃から一向に萎える気配はありません。
考えれば考える程、私は不安になっていきました。
当の本人はあっけラカンとしており、他の男の影など微塵も感じさせないのですが…

そのような言葉では言い表せない悶々とした日々を送っていた時、ケンヤから飲みの誘いがありました。
その席上でのやり取りです。
他愛のないいつもの調子でいい感じで二人とも酔ってきた時の事。
「タクちゃんさあ、嫁さん俺の事なんか言ってた?」
「格好いい人だって言ってましたよ。何でですか?」
「いや、それならいいんだけど…なんかミキちゃん、メチャクチャ綺麗じゃん。俺緊張しちゃって(笑)」
そして、酔った勢いも手伝ってか、私は自分でも信じられない事を言い始めました。恐らく、潜在意識の中にあったのでしょう。
「ケンヤさんは、寝取る方はやらないんですか?」
「しないなぁ。俺、揉め事嫌いだし、あそこも特にデカイわけでもないし(笑)」
「まじで話しますけど、ミキの事どう思います?」
「最高に可愛いじゃん。若いし言う事なしだよ」
「あのですね、…ミキを寝取ってみませんか?」
「えっ⁈何言ってんの?大事な奥さんじゃん!」
ケンヤの驚きようは異常な程で、私の提案を頑なに拒否していました。
私は、男経験が少ないミキが何かのキッカケで他の男に走ってしまうのでは、という思い、それを未然に防ぐ為に疑似恋愛のような経験を今の内にさせたいと思っている事を訴えました。
信用できるケンヤに頼みたかったのです。
ケンヤの拒否反応は凄まじく、絶対に無理の繰り返し。
「それなら俺の彼女寝取らせている奴紹介するよ!」
「そんな人、俺は知らないし。ケンヤさんしか頼めない!」
私は何度も何度も頭を下げ頼みた込みました。途中、頭を下げながら一体俺は何してるんだ…との思いにも苛まれましたが、ここまで来ると引き下がれず、意地でもケンヤを説得せずにはいられませんでした。

最終的に、以下の条件付きでケンヤは承諾してくれました。
・まずは三人で食事でもしてから。この時のミキの反応が悪ければそこでお終い。
・あくまで疑似恋愛なので、学生のような可愛い付き合いのみ。それ以上は求めない事。
・タク無しで会うのは三回まで。
そしてもう一つ、あり得ない話だけどとの前置きのうえで、万一おかしな関係になったとしても、絶対に訴訟や慰謝料等の請求はしない事、というのがありました。
最後の条件を聞いた時、正直なところ、少しの後悔と興奮がありました。
ケンヤと三人で飲みに行こうと誘いましたが、頑として拒否するミキ。ここで諦めるわけには行きません。気持ちよくミキに参加してもらわないとケンヤはこの話はなかった事にすると言ってますので。
ミキを説得するのは苦労しました。本当に。
結局、女運が無いケンヤを元気付ける為、一度だけという約束で了解してもらいました。
ある意味カケでもありましたが、「元気付ける」という事でミキは明るく振舞ってくれると思ったからです。

さて、週末の土曜日、少しこ洒落たレストランで三人で食事会を開きました。
前回とは打って変わってミキは最初から満面の笑顔でケンヤに接してくれました。ケンヤが少し驚くくらいに。
少しお酒が進んできた頃に、ミキはケンヤに対し、
「女運が無くてもその内いい事あるよ」みたいな感じの事を話し始めました。
本当はケンヤ、全く女に困ってないのに。
ケンヤは、ミキからの思いも寄らない励ましを受けて、私の方を見てクスッと笑いました。まるで
「ミキをこの場に引っ張り出すためにうまい事芝居を打ったな」と言わんばかりに。
そして二次会は安い居酒屋に移動、ミキがトイレに行っている間にケンヤからこう聞かれました。
「タクちゃんさ、うまく嫁さん騙したね~」
「だってミキがノリノリじゃないとサドンデスって言ったじゃないですか(笑)」
「そりゃそうだけど。でもミキちゃんだっけ?絶対断ると思ったんだけどなぁ」
「ケンヤさん恰好良いからですよ」
「…なあタクちゃん、もう一度確認するけど、本当にミキちゃん抱かれてもいいの?」
「勿論…いいですよ…」
ケンヤの真剣な目を見て思わず声が上ずってしまいました。本当に、これは行くのかもって。後戻り出来なくなる恐怖感みたいなものかと思います。
「本当に、俺、本気になっちゃうよ?」
「いいですよ…」
「……なーんて、心配すんなよ!ミキちゃんにぶっ飛ばされるって、俺なんか!」
ここでミキが戻ってきました。
「ん?どしたの?何か話してた?」
ミキも何となく違和感を感じたようでした。私の表情が酷かったんだと思います。正直、どうにも顔が強張っちゃって笑顔が不自然だったと思います。
私はミキと入れ替わるようにトイレに行きました。特に用を足したかったわけではなく、逃げ出しただけです。
トイレの中で自分の顔を見ながら、少しの後悔と興奮…いや、後悔の方が遥かに大きかったかもしれません。目の前の鏡に映る自分が自分でないような、フワフワと現実感のない不思議な感覚に囚われていました。
踏ん切りが付かず、トイレでウジウジとしている時に会社の同僚から電話がありました。
一瞬安堵、携帯に出ると知らず知らずのうちに三十分ほど話し込んでしまいました。
慌てて、しかしゆっくりと席に戻りました。
「タクちゃん遅かったじゃない!爆弾落とした?(笑)」
ケンヤの屈託のない声掛けのお陰ですわなりと席に戻る事ができました。
その後、一時間程してから解散しましたが、特にミキにも変わった様子はありませんでした。
私はケンヤに今後計画を進める気があるのかどうか、私がトイレにいる間何かあったのかどうか、聞きたくてウズウズしていましたが、隣にベッタリとミキが張り付いている為、連絡を取る事ができません。
部屋に戻り、一緒にシャワーを浴びて私が先に上がりました。
すると私の携帯が光っていました。メール着信です。
私は携帯に飛び付いて中を開くと…やはりケンヤからのメール。
「ミキちゃんのメアドGET!!」
その一行だけでした。
私はその一行を見ただけで足が震え出し、手が汗ばんでくるのが分かりました。
もう戻れない…とんでもない事をしてしまったのか…興奮ではなく、怖気付くような感覚。男のくせに情けない限りですが、わずか数分間でいろんな事を想像してしまい、ミキがケンヤに完全に取られてしまうのでは…と考える始末。
風呂から上がってきたバスタオル一枚のミキですが、何故かいつものミキとは少し違うような気がしました。
一番私に近い存在のはずなのに、遠いところにいるような、そんな感じです。
私に隠れてメアドをケンヤに渡しているのに、全く変わった様子のないミキ。彼女は今まで私に嘘をついた事はなかったはずなのに、こんなに平然としているミキを見ていると…
私が鈍感なだけだったのか…
ほんの少しだけ、ミキの事が信用できなった事に気付いた自分を戒めると同時に、私の知らないミキを知りたくて仕方なくもなりました。
ムラムラとした感情を必死で抑えていましたが、Tシャツとゆるゆるのホットパンツに着替えたミキが、棚の上の物を取ろうと背伸びした時、お腹が大きく露出しました。
丸いおへそのと辛うじてホットパンツを引っ掛けている両方の腰骨が見えた瞬間、私の理性は吹っ飛び、ミキの体を強く抱きしめ、押し倒してしまいました。
一瞬慌てるミキ、でも有無を言わさずに唇を重ねるとすぐに舌を入れてきました。
無言で舌を絡め、すべすべの体を撫で回し、あそこに触れると既に準備OKの状態。
二人とも下半身だけ裸になり、亀頭を穴の入り口に当てて、膣の圧力を押し分けるように挿入、本能のまま腰を動かし続けました。
私はずっと無言、声をかける余裕すらない程にペニスと膣のきつい摩擦間に酔いしれていました。
ミキが二回目の頂上を迎えるのとほぼ同時にお腹の上に射精しましたが、これだけ深い快感は久しぶりでした。
顔を大きくのけぞらせたまま、時折体をビクッとさせているミキも、明らかにいつもと違う感じでした。
ここまで二人とも一切会話なし。二人とも異常なまでに興奮していたと思います。
私は、ミキが内緒で行動し始めた事に対する嫉妬による興奮でしたが、後で考えると、ミキもケンヤとの秘め事を持った事に対する興奮によるものだったのかもしれません。

ティッシュを取ってミキの白いお腹の上、おへその中に溜まっている精子を拭き取っていると、なんとミキが私のドロドロのペニスを握ってきました。
フェラどころかペニスを握る事も殆どした事がないのに、ミキの愛液と私の精子でまみれている勃起したままの私のペニスを握りながらゆっくりと上下に扱き始めたのです。
驚いてミキの顔を見ると、潤んだ瞳で私を見つめるミキ。
「もう一回……しよ?…」
それは初めて見るミキの表情。
明らかにいつもと違います。こんなにいやらしい顔をしたミキを見た事はありませんでした。
私は飛びかかるようにしてミキにキスをしました。深く舌を差し入れると音がする程に激しく吸い付いてきました。
ミキも負けじと舌を伸ばし絡めてきました。まるで蛇のように私の口中でのたうち回る舌に舌を絡めながら…幹の口の端から涎が流れ始めていましたが、一切お構いなしで私達はお互いの頭を強く抱きしめながら十分以上キスをしていました。
ミキはやっと唇を離すと私の耳元で囁きました。
「今度は…私にさせて…」
そう言って耳の中に舌をいれてきました。
私は促されるまま仰向けになるとすぐにミキは私の腰を跨ぎ、ペニスに手を添えて腰を下ろしました。
私の胸に両手を置いて眉間にシワを寄せながらゆっくりと腰を動かし始めるミキ。下半身だえ裸で腰を振るミキの姿も卑猥で大好きでしたが、私はミキのシャツを脱がせました。
形の良いバストが跳ねるように露わになり、私は夢中で下から鷲掴みにしました。
硬く勃起した乳首を両手の人差し指と親指で強くつねるようにした瞬間、絶叫にも似た喘ぎ声を出してミキは弾かれたように腰のグラインドを加速させました。
「あっあっあっあっ!…あぁぁぁぁぁ!…イ、イクッ、もう、イクッ、イクイクイクッ…イクッ!」
あっという間に果て、私の上に覆い被さって荒く息をしていました。
私は暫くミキの髪を撫でていました。
こんなにエロいミキを見るのは久しぶりだと思いながら。
五分程して意識がしっかりしてきたミキは、
上半身を起こすと再び腰を動かし始めました。
「先にイっちゃってゴメンね…タクもイかせてあげる…」
小悪魔のようにそう囁くミキを見て、私は異常な程に興奮してしまいました。こんな事を言うミキは初めてでしたから。
上下に跳ねる胸、艶かしく波打つ白いお腹を見ている内にすぐに射精感が押し寄せてきました。
そんな私に気付いたのか、ミキはうっとりとした表情で半開きにした口から軽く舌を出して顔を寄せてきました。
私はミキの髪をグシャグシャにしながら抱え込んて夢中でミキの舌を吸いました。
ピッタリと上半身を重ねてクネクネと体全体をグラインドさせながらディープキス…私は気が遠くなる程の快感に身を委ねていました。
私は我慢の限界が近付くのを感じ、慌てて両手でミキの腰を押さえつようとしました。
が、そんな私の両手を跳ね飛ばす勢いでミキは腰を更に激しく振り始めました。
私は我慢を諦め、ミキの体を強く抱き締めて舌を深くミキの口中深く差し入れました。
ミキも私の頭をきつく抱き締めながら舌を吸い、呻く様な声を出してもの凄い勢いで腰を上下にグラインドさせました。
そして私は全身をミキの体に委ねながら膣の奥深くに大量に射精しました。
あやうく意識が飛んでしまいそうな快感のなかで、いつもと明らかに違うミキの事をボンヤリと考えていました。
この日のミキの乱れっぷりについては、私に内緒でケンヤとアドレス交換した事と当然関係があるはずです。
不倫にはありがちな背徳感のようなものが興奮を一層掻き立てていたのかもしれません。

翌日、私はケンヤに連絡しました。
「よくメアド聞き出せましたね」
「苦労したよ。いや本当に大変だった。でもさ、女の子ってほら、褒められると弱いから(笑)」
「ミキはこの事、私には言いませんでしたよ」
「そりゃそんでしょ。でも、タクちゃんもその方がいいでしょ?萌えるてしょ?」
「萌えると言うか、確かに興奮はしてしまいました」
「それだよ!それ!」
ケンヤは嬉しそうに声を上げました。
「いいかい、タクちゃん。俺が彼女を寝取らせるのはそこなんだよ。滅茶苦茶興奮するだろ!こんな事、女の口からあれこれ告白されながらやるのって、あんま興奮しないのよ。俺に隠れてあんなにエッチな事しやがって、てのが醍醐味かな~」
「…何となく、分かります」
「そうだろそうだろ!でね、相談なんだけど、今後の事は俺に全部任せてくれる?」
「えっ!…まぁ、いいですけど、ん…ん」
「心配すんなって。俺はその道のプロだから。タクちゃんの気持ち充分分かってるからさ」
確かにケンヤは自分の彼女達を何人も寝取らせて、プレイを楽しんでいますし、それが元で別れたこともないと言っていました。寧ろ関係が深まるくらいだとも。
ケンヤからの提案を箇条書きにします。
・行動を起こす時は必ず私に連絡する。
・ミキの嫌がる事はしない。もう会わないと言われたらそこでお終い。
・あくまで疑似恋愛。最初にミキにはその事は徹底する。
・私(タク)が一番興奮する方法で事の次第を報告する。何度も経験しているので安心して任せて欲しい。
・どんな事があっても「私は知らない、無関係」を通して欲しい。絶対にミキに悟られないようにして欲しい。
そして、最後にこう言いました。
「絶対に妊娠だけはさせないから心配するな」と。
正直なところ、この言葉が一番辛かったのですが、同時に一番興奮もしました。
「妊娠以外なら何でもありという事か…」
私の寝取られの性癖が、いよいよ開花しようとしていました。

そんな事があってから間もなくの事、ミキが二週間後のクラス会について私に打診してきました。今までクラス会なんて聞いた事がなかった為少々驚きましたが、よくよく考えてそれは遂にケンヤが動き出したという知らせなのだと気付きました。
「クラス会と言っても女だけ数人のこじんまりしたもの。遅くなるかもだけど行ってもいい?」
「本当に女だけなのかぁ~」
「男の子は三人くるかな…って嘘嘘!あれ~ひょっとして心配してくれてんの~(笑)」
ミキはふざけながら私の顔を覗き込んできました。
屈託のない笑顔……嘘をついている様には見えません。これが嘘だとすると…こんな無邪気な顔をして私に嘘をついて男に会いに行くとするならば…まだ決まった訳ではないのに、私はどうしようも無い程の嫉妬と興奮を覚えていました。
同窓会出席を許可した夜、ケンヤからメールが届きました。
「タクちゃんありがとさん!もう気付いてたと思うけど、同窓会は俺とだよー」
「やっぱりですか…ミキはどんか感じでした?」
「どうって、タクちゃんに悪い悪いって。なだめるの大変だったよ。彼女、タクちゃんに初めて嘘ついたかもって、泣きそうだったよ。ほんと、良い嫁さんだよね」
私と話している時は明るく楽しそうに振舞っていたはずですが、本当はそんな思いをしていたなんて…
でもよく考えると、そんな思いをしてまで、ケンヤに会いに行くという心境はどうなんでしょうか?そこまでしてもケンヤに会いたいという事でしょうか…

さて、それからの話ですが、二週間は非常に長く感じられ、私は仕事が手に付かない程浮ついていました。
そこで居ても立ってもいられなくなり、僅か三日後の話ですが、三人で飲もうという提案を思いつきました。
ミキがどんな顔をしてケンヤと話すのか見てみたい…私の率直な願望でした。もう立派な寝取られ男です(笑)
ケンヤは驚いてましたがミキが良いなら良いとの事。でも、
「ミキちゃん絶対やだって言うと思うよ」とも言っていました。
まあ、普通は嫌がるでしょうね…何日か後には旦那に内緒でデートする予定の男と三人で飲みだなんて。
ですら、私はミキを説得する為の話法を入念に考えました。
「えっ?…私は遠慮しとくよ。二人で楽しんどいでよ」
私の誘いに対するミキの第一声です。
私はめげずに言いました。
「ケンヤさんがどうしても話したい事があるらしいからさ、頼むよ」
私の作戦とは、ケンヤのせいにして関心を引く、という恥ずかしい位芸のないものでした。が、ケンヤのネームバリューは予想外に高かった。
「えっ?本当に?ケンヤさんがそう言ったの?嘘でしょ…」
そこからはひたすら押しの一手のみ、最後には渋々承諾してくれました。
そして一週間後、会社帰りの私とケンヤが待つ居酒屋に、十分程遅れてミキが現れました。
小走りで近づいてくるミキをよく見ると、どうもいつもと違います。
そう、口紅の色が普段の淡いピンクではなく、ほぼ赤と言って良い位の艶かしいものだったのです。
しかもケンヤ顔を見るや否や、恥ずかしそうに照れ笑いしてたりして…
四人掛けの簡単な個室タイプのテーブルで、私の正面にケンヤ、私の隣にミキが座りました。
会話は弾み、時間はどんどん経過していきます。ミキから二次会はなし、と言われていたので、それならばと私とケンヤは最初からこの居酒屋で終電まで飲み明かそうと約束していました。
三人ともかなり酔いも回り、良い気分になっていましたが、そんな時でもミキがケンヤと話す時はどこか照れながらでした。
一週間後にデートする事を思って恥ずかしがっているのか、或いは単純にイケメンを近くで見ているからなのか…
いずれにしても私の嫉妬心に火がつき始めていました。
何度目かのトイレに行った時、私は急に具合が悪くなり、戻してしまいました。
暫くトイレの個室で悶絶した後、スッキリとした気分で個室に戻りましたが、扉の前でふと思い付き、そっと聞き耳を立ててみました。
三人でいる時は騒がしく楽しく会話していたのに…今は何も聞こえません。いや、正確には周りの騒々しさに二人の会話がかき消されていたのでした。
微かに聞こえる二人の話し声。
クスクス笑ながら凄く楽しそうにしてましたが、ミキは声を押し殺すような感じ。私に聞かれまいとの意識からでしょう。
時々聞こえるミキの
「やだ~もぅ~」と言う甘ったるい声。じゃれあっている様ですが、酔っていたとしても、ちょっとムッとしてしまいました。
ふと扉の横の方に隙間が空いてるのに気付き、私はそこに耳を差し込む様にして聞き耳を立てました。
微かな隙間風の音が邪魔をし、二人の会話がいまいち聞き取れません。
しかし暫く聞いていると、会話の合間が不自然に空く事に気付きました。
よく耳を澄ますと、チュッというキスのような音。私は耳を疑いましたが、明らかに会話の切れ目で聞こえて来ます。
「やっぱ柔らかいね」
「ちょっと恥ずかしいから…タクも戻ってくるし」
この会話で二人がキスをしている事がはっきりしました。
私は体が固まり、正に思考停止といった感じ。あまりに不自然だったのでしょう、通りかかった店の女の子に声をかけられ、思わず
「ひっ!」と声をあげてしまいました。
我に帰った私は、
「あぁ、すいません、自分のテーブルがわからなくなっちゃって…」
その瞬間、中からガタッと言う音が聞こえました。私に気付いたミキが慌てたんでしょう…
私は平静を装って扉を開けて中に入りました。
「いや~部屋間違えちゃたよ」
その時、ケンヤは比較的落ち着いた様子でしたが、ミキは大きく目を見開いて、明らかに動揺していました。
「タク、ひょっとして…そこに居たの?」
「いや、そんな事ないけど、ちょっと探しちゃった」
ミキは安堵の表情を浮かべていました。すぐ顔に出るミキ。とても嘘を付ける女の子ではないはず、少なくとも今までは。
ケンヤの盛り上げもあり、その後は和気あいあいと過ごし、お開きとなりました。
一度戻している私は酔も程々でしたが、ミキは少し足元がフラつく程度まで酔っていました。
ミキの肩を支える様に抱きながら部屋まで歩きました。
「なぁ、今日は楽しかった?」
「楽しかった~」
頬を赤く染めながら微笑むミキ。
「また三人で飲もうよ」
少し間が空いてからミキは応えました。
「う~ん…もうケンヤさんはいいかな…」
「えっ?何で?ケンヤさん嫌い?」
「そんな事ないんだけど、ん~、やっぱ二人がいい」
最初はちょっと意外でしたが、よくよく考えると三人が揃う事自体ミキにとっては本来耐えられない事なのかもしれません。
私は無性に興奮し、家に戻りシャワーを浴びた後ベッドに先に横たわっていたミキに襲いかかりましたが、既に爆睡…

そして一週間後、ミキは「クラス会」に出かけていきました。それまでの間、ケンヤから一切連絡がなかったのが怪しくもあり、想像力を掻き立てられました。これも寝取られ「プロ」の演出なのか、と考えたりもしました。
ミキが出掛けてから1時間程経った時、ケンヤから一週間ぶりにメールが入りました。
「今から二人で食事に行く途中。ニュー○ータニだよ。大奮発!」
いよいよケンヤの計画が始まりました。これから一体どうなるのか…既にキスまでしている二人、十中八九寝取られるはず。
今まで味わった事のない憔悴感に襲われ、それからの一分一秒が無限なように感じられました。
そして更に1時間後、ケンヤからメールではなく、電話が入りました。
「今ミキちゃんトイレ。いや~マジで可愛いよ、いや本当に」
「ケンヤさんあれから全然連絡くれないから悶々としてましたよ。こないだの件で聞きたい事あるんですけど」
「なに?手短にね」
「俺のいない隙にミキとキスしてませんでした?」
「するどいね。頂いちゃったよ!ミキちゃんが言ったの?」
「いや、それはないんですけど、何となくそんな予感がしたんで…」
「しない方が良かった?」
「いや、別に…」
「タクちゃんが嫌ならもう帰るよ。どうする?」
「いえ、大丈夫です。このままお願いします…」
「本当かい?この後誘っちゃうよ?」
「いいですよって!」
私は少々イラつきながらケンヤに言いました。心の何処かでミキは身体まで許すはずがないと思っていました。なにか対抗心みたいなもので熱くなっていたのかもしれません。
「ごめんごめん、そうムキになんないでよ、分かったよ、タクちゃんの気持ち。覚悟を決めてるんだもんね」
「………」
「俺、全力で落とすよ。もう戻って来そうだから切るけど、また連絡するよ」
全力で落とす……この言葉が耳から離れませんでした。
既に九時を過ぎていました。これからお酒を飲みに行き、そこでミキを口説くはず…そして万が一ホテルにでも行く事になるのなら、恐らく12時頃になるのでは…
そこからの時間の経過はそれまでにも増して本当に長く感じられました。テレビを見ようが何をしようが全く上の空。
夢遊病者のようにテーブルの周りをグルグル回っている時、ケンヤからメールが入りました。先程の電話から一時間も経っていなかったので、不意打ちと言うか、やや拍子抜けしてしまったのを覚えています。
しかし、その中身は非常に意味深で重いものでした。
「少しの間だけ電源切ります。必ずこちらから連絡するので」
電源を切る……
私との連絡を途絶えさせるため、そして確実にその間は、二人きりで世の中から隔離された世界にいるのです。
落ちたのか?ミキ…嘘だろ……
急激な脱力感に襲われ、私は立っている事が出来ずに座り込んでしまいました。恥ずかしながら「腰が抜けた」という事でしょう。
頭の中は混乱していました。
これから抱かれるのか?いや、まだ落ちたと決まった訳じゃないか…
冷静さを取り戻す為に、仕事の事を考えたり、実家の親の事を考えたりしましたが、一向に動悸が収まりません。
その内私の思考はケンヤに向かい始め、ケンヤより自分が勝っている点を思い付いては優越感に浸ることで次第に落ち着きを取り戻していきました。
その間、同僚からの他愛のないメールがあったのも良かったのかもしれません。
やっと立ち上がる事が出来、ソファーに身を沈めた時にメールが届きました。ケンヤからです。あれから大体45分程経っています。
「タクちゃん、俺、全力出してもいいんでしょ?ミキちゃんは何があってもタクちゃんのものだけど」
今ひとつ意味が理解出来ませんでしたが、脳内ではケンヤに勝ち誇っていた、所謂ラリっていた私はリメールしました。
「全力でどうぞ!」
すぐにケンヤからリメールが来ました。
「それ聞いて安心した。しつこくてゴメンな。正直に報告します。今一回戦終わったところ」
私は目を疑いました。
ミキに限ってそんな事が…
考えてみてください。
付き合っている彼女の話ではないのです。
嫁なんです。全面的に信頼関係にある身内なんです。
よく考えると、裏切ったのは寝取らせを画策した私の方なのですが、この時はミキに対する「なぜ?」「どうして?」を心の中で叫んでいました。
私は何度も何度も確かめるようにケンヤからのメールを読み直しました。
そして、ついには私のペニスが勃起し始めたのです…
踏み入れてはいけない世界だと感じましたが、どうしようも無いくらいに興奮していました。
私のベニスはこれまでにない程、硬く大きくなっていました。
私はケンヤにリメールする勇気もなく、ただ呆然と股間を硬くしたままソファーに座っていた時です。恐らく30分程経過していたと思いますが、私の携帯が鳴りました。ケンヤからです。
一気に高まる緊張感。恐る恐る携帯を耳に当てました。
聞こえて来たのは、いきなり切羽詰まるようなミキの喘ぎ声。
「あっ!あっ!あぁぁぁっ!…」
ベッドが軋む音もはっきり聞こえました。
「あっ!…スゴい!…ダメっ…い、イクッ!またイっちゃうぅぅっ!イクッ!イクッ!イクゥゥゥ‼」
激しく肉のぶつかり合う音がした後、静まり返り携帯が切れました。
あんないやらしいミキの声は聞いた事がありません。私はこの時、初めて触れる事なく射精してしまいました…
射精後の虚脱感は半端ではなく、大袈裟でなく、この世の全てが嫌になるほどでした。
私はパンツがベトベトのまま、ただ呆然と宙を見つめていました。
棚の上に置いてあるツーショットの写真が目に入りました。新婚旅行の時にカンクーンで撮ったその写真では、ミキが満面の笑顔で私の腕を掴んでいます。
ミキは水着姿でしたが、横が紐上で上も大きな膨らみを隠すだけのやや面積の小さなもの、この旅行の時だけしか着てくれない程大胆なものでした。
ミキはこの写真を飾るのを頑なに拒んだのですが、私が強引にそこに置いたものです。ただ自宅に来た人達にミキの体を自慢したかったから…
私はマジマジと写真を見ました。この身体が私以外の男に晒され、男の好きにされていると思うと凄まじいまでの嫉妬心が渦巻き始めました。私は涙を流しながら、しかしあそこを再び硬くし始めていました。

間もなくケンヤからメールが届きました。
「タクちゃん、ショックだったろ?自分の大事な女を他人に預けるという事はこういう事なんだよ。だからこそメチャクチャ興奮するんだよ」
「もう走り出したんだから、止められないよ。でもね、約束通りミキちゃんの心まで奪うつもりは毛頭無いし、ミキちゃんやタクちゃんが辞めて欲しいと言うならスッパリ辞める」
「とにかく、今夜はこの後もミキちゃんを抱くつもりだよ。また連絡する」
そして一枚の写メが添付されていました。それは几帳面なミキらしからぬ、床に無造作に脱ぎ捨てられた黒のTバックの下着の写真…
この写真を見て、私はケンヤが本当に「寝取られ」のプロだと思いました。
それから間もなく、今度はミキからメールが届きました。
「ゴメンね、もう少し遅くなるかも。地下のお店にいるから携帯繋がらなくなります。先に寝てて(^_^;)」
ミキはまた私に嘘をつきました。
文章からは悲壮感や悪びれた様子は微塵も感じられませんが、ミキは一体どんな気持ちで書いていたのでしょうか…
ひょっとすると正にその「最中」にメールしてきたのでしょうか?
やり切れない思いとは裏腹に、再び硬くなり始めていました。
数分後、ケンヤからもメールが届きました。
「ミキちゃんホテルに入る前からずっとタクちゃんの事気にしててさ、一回戦終わったら泣き出しちゃって。なだめるの大変だったよ。さっきのミキちゃんからのメールは俺がやらせました。で、タクちゃんからすぐ戻って来いだのリアクションがあったら帰ろうって言ったんだよ。後はタクちゃんに任せるよ」
私はミキにすぐに戻って来いと伝えようとメールを打ち始めました。その時です、再度ケンヤからメールが来ました。
「追伸 やってる最中だけはミキちゃん、自分で腰振って悦んでたよ!…興奮するだろ!」
私はメールを打つのをやめました。
ミキに対する偶像だったのだろうか…私は何年も付き合って全てを知っている「つもり」だったのかも知れません。
ケンヤのこのメールは、私の心をズタズタに引き裂こうとしていました。
こんなに辛く、絶望を感じた事はないのに…私のペニスは完全に勃起していました。
私は全てを諦め、黒い欲望のままこの流れに身を任せる事にしました。この時点でミキとの離婚も覚悟しました。もう信用する事は出来なくなるんだろうと思ったから…
開き直るとほんの少しだけ気が楽になりました。心のどこかで、もう一度ミキの喘いでいる声を聞いてみたい、と思い始めていたと
思います。
そして、その思いはすぐに叶えられました。
それから僅か30分後、ケンヤから音声着信がありました。
ドキドキしながら携帯を耳に押し当てます。
「チュ…んむ…チュパッ……チュゥゥ…」
「あふっ…あ、ん…むチュ…」
微かに聞こえる、これはキスをしている音でした。
たまにミキが喘ぐようなくぐもった声を出しますが、二人は殆ど無言のままキスをしているようです。舌を絡めるような湿った音が聞こえました。
それは長く、長く、私には永遠にも感じました。
二人が裸で抱き合いながらただひたすら唇を貪る姿を想像し、頭がおかしくなりそうでした。開き直り、やっと寝取られの興奮を自分なりに楽しめるのかと思っていましたが、現実はやはり甘いものではありません。
10分も20分も愛するミキがキスをし続けている…ある意味セックスよりもショックだったかもしれません。
「…そろそろ…入れるよ…」
「だめ…お願い、ダメよ…ね?…お願いだから…」
ここで電話は切れました。
延々とキスの音を伝えたケンヤ。その術中にハマった私は、嫉妬と興奮で死にたい程でした。
ケンヤは、ミキは私の事を思い涙を流していたと言いますが、本当なのでしょうか…
そして再び携帯が鳴りました。
私は二人のやり取りを余す所なく聞きたかったので、イヤホンを付けて聞きました。
微かに聞こえるリズミカルな軋み音。ミキの必死に押し殺そうとする声も聞こえます。
「ミキちゃん、気持ちいいでしょ?」
「………」
「我慢しなくてもいいんだよ?」
「気持ち、よく……ないし……」
「強がっちゃって可愛いよね。でもミキちゃんの弱いところ、俺知ってるよ。ここでしょ?この奥でしょ?」
「……んっ!…っ!……」
ベッドの音が激しくなるにつれ、ミキも我慢の限界が来たようです。少しづつ喘ぎ始めました。
必死に我慢しているのに快感に負けて漏れるミキの声をイヤホンで聞くと、息遣いや唾を飲む音までリアルに聞こえて来ました。恐らく、すぐそばに携帯を置いているのでしょう。
「ここだろ?ここがいいんだろ?」
「はぁっ!…ん、ぅん…うん…」
「はっきり言わないとやめちゃうよ?」
「…あっ……いいもん…別に…」
「じゃ、やめた」
「………」
軋み音が止み、二人の会話も無くなりました。
「今更素直じゃないなぁ」そう言いながら、少しづつピストン運動を再開するケンヤ。
必死に声を押し殺しながら耐えるミキ。
しかし、やがて本格的なピストン運動に入ると、ミキは大きく喘ぎ始めてしまいました。
「あっ、あっ!ダメっ!あぁぁぁぁ…いい…」
「そうだよ、さっきみたいに素直になりなよ。思いっきり声だしていいんだよ」
「あ、そこ、そ、そこ…イキそう!またイキそうぉぉぉ!」
その途端、動きを止めるケンヤ。
「え?なんで…ねぇ…」
「じゃあさ、約束してよ。素直になるって」
「……な…る…」
「ここだろ?気持ちいいの」
「あっ!、…そ………」
「もっと動いて欲しい?」
「う…ん…あっ!んぁぁぁん…」
「うんじゃなくて、違うでしょ?」
「…動い…て…もっと、動いて…」
「聞こえないよ」
「いや…動いて…あっ…そこいい…そこ…ダメっ…あっ!」
「全然聞こえないし、嫌なのかい?ならやめるけど」
「いやぁぁ!もっと!もっと!動いてぇぇ!お願い!」
そこから一気にラストスパートに入る二人。
「あっ!あぁぁぁっ!すごっ…ひっ…」
「………」
「あっあっあっあっあっ!…イクッ!…イクゥゥッ!」
耳元でミキの粗い息使いだけが響いてました。
客観的に聞いているからなのか、今までこんなに激しいミキの声を聞いた事がないような気がしました。
「ミキちゃん、俺まだイってないからね。上に乗ってよ」
「ハァハァハァ、む、無理、休ませて…」
「ダ~メ。ほら、よっこいしょっと!」
ベッドが大きくバウンドするような音が聞こえました。
「だめ…ほんと、ねぇ、お願いだから…」
「だめ。ほら、ここ、いいんだろ?」
「あっ!ダメっ…ダメっダメっダメっ…あっ!」
「おぉ、そうそう、いいよ。その調子」
「おかしくなる…ダメ…」
「あぁ、凄いよ。気持ち良いよ…ほら、勝手に腰動いてるじゃん。エロ過ぎだって…あぁぁ気持ちいい~」
そこからは半分おかしくなった感じでミキが喘いでいました。またその時のベッドの軋み音も凄まじく、壊れそうな程悲鳴を上げてました。
「ミキちゃん、激し過ぎ!俺もう出そう!まじヤバイって!」
「また!イクッ!…イクッ!イクイクイクッゥ!」
獣のようなケンヤの声の後、一気に静まり返り携帯は切れました。
そして私も二度目の射精をしていました。
暫くしてからケンヤからメールが届きました。
そこには背面気上位で腰を振るミキの姿が映し出されていました。動きの為か、かなりぶれています。
「結局四回もしちゃいました。ミキちゃんの腰振り病みつきになりそう!これからタクシーで返すのでタクちゃんは寝たふりしてね。それではまた後日…」

ミキが帰って来たのは夜中の3時過ぎだったと思います。ベッドの中で玄関のドアが開く音を聞いていました。そのままシャワー室に入る音もしました。ケンヤとのセックスの影を洗い流す為でしょう…
30分程してからミキがそっとベッドに入ってきましたが、入るや否や向うを向いて寝たふりをする私に抱きつくようにピッタリと身体を密着させてきました。
そしてすぐにミキの寝息がしました。余程疲れていたんでしょうね…
私はその寝息を聞いている内に、何故か涙が溢れてたのを覚えています。
知らぬ内に私も眠っていましたが、やはり眠りが浅くすぐに目を覚ましてしまいました。まだかなり朝早かったと思います。
隣を見ると、Tシャツがずり上がってクビれた腰を露わにして向うを向いて寝ているミキがいました。
そこにミキがいる…普段なら当たり前の光景が、この時は無性に嬉しく思えました。どこか遠いところにミキが行ってしまう、そんな光景を潜在的に意識していたのかもしれません。
安堵すると、今度は真っ白なミキの腰が気になり始めました。
これも普段なら風邪をひかないようにとシャツで隠してあげるのですが、この時は逆に更にたくし上げていきました。
ダンスで鍛えた若い身体は美しく、卑猥でもありました。
今度は下に履いているホットパンツに手をかけてゆっくりと引き下ろし、ほぼお尻が全て見えるところまで下げた時、ミキがこちらに寝返りを打ちました。
ミキのお腹が大きく露出、乳首が見えるか見えないかまでシャツがずり上がり、下着のパンツまで全て丸見えです。
思わず手を伸ばしてお臍に指を入れると、むずがるようにうつ伏せになってしまいました。
尻フェチの私はパンツに指をかけ、ゆっくりと引き下ろしました。大きく盛り上がる山を越えようとした時、私の心臓が止まりそうになりました。
お尻には明らかにキスマーク…しかも両方に一つづつ、綺麗に揃っていました。
当たり前の事ですが、昨夜の出来事は夢ではない、紛れもない事実である事を強制的にケンヤに思い知らされたような…
情けないですが、男として「負け」たような気がしました。
しかしその後、追い討ちをかけるような出来事がありました。
パンツに手をかけたまま私が動けずにいると、気付いたミキが目を覚まし、足元に乗っかっていた私を振り解く様にして飛び起きて、小さく
「あっ…ごめんなさい…ちょっとビックリしちゃって…」と言って部屋から出て行ったのです。
今までセックスを拒まれた事は一度も無かったのに…
「ビックリした」とミキは言いましたが、寝起きを襲う事など日常茶飯事で、休日の朝はほぼ恒例行事でした。当然、ミキは喜んで受け入れてくれ、そのまま昼近くまでする事もあったのに…
どのような心境の変化なのだろう…暫く某然として動けませんでした。
暫くしてからリビングに行くと既に朝食が用意してありました。
「あっ、おはよう。昨日はゴメンね、結構遅くまで飲んじゃった!」
「お、はよう…」
いつも通りのミキでした。先ほどの事、昨夜の事など何も無かったかのように。
あまりにも普段通りなので、一瞬本当に夢を見ているのではないかと思う程でした。
他愛ない話をしながら食事を終え、食器を片付けるミキに背後から近づいていきました。
躊躇しましたが、夫としても聞かずにはいられません。
勇気を出して聞きました。心臓がドキドキしていました…
「昨日…楽しかった?」
「えっ?うん!…本当に遅くまでゴメンね~」
「いや、いいんだ…何人位で飲んでたの?」
「えっとね~、最後までいたのは三人」
明るく、屈託の無いミキ。本当に昨夜の事は幻だったのでは?と思える位に。私は混乱しそうなのを堪えながら冷静さを何とか保っていました。
「そんなに楽しかったんならまたクラス会あるといいね」
「ん~ないでしょ。クラス会なんてそう頻繁にあるもんじゃないよ」
「そうか…でもメアドとか交換したんでしょ?」
「…ん、したけど」
「せっかく昔の友達と繋がったんだから、大切にしなきゃ。事前に行ってくれれば遅くなったっていいんだから」
「うん…分かったよ…って言うか、心配じゃないの~?(笑)」
そんなやり取りをしながら、ミキに気兼ねなく出かけられるような段取りを取ってあげました。
本当はどこにも出かけさせたくない、ずっと私の掌の上に置いておきたいはずなのに……心と裏腹な行動を取っていました。
自分の欲求を抑え込む理性を持ち合わせていなかったのです。
下世話な言い方ですが、手を使わないで射精してしまう程の興奮と快感が忘れられなかったのだと思います。

その日の夜、思いがけずケンヤからメールが来ました。
「昨晩の報告も出来てないのに言いづらいんだけどさ、ミキちゃんから誘われちゃったよ。来週また会おうって。なんかあった?」
私は愕然としました。今朝言ったばかりなのにもうミキはアクションを起こしているとは…
私は任せますとだけリメールしました。すぐにケンヤからメールが。
「じゃあ会っちゃうよ?それと昨夜の報告はどうする?聞きたい事ある?」
携帯からの連絡で充分でしたので、特に聞きたい事はありませんでしたし、聞く気力もありませんでした。
「別にないですよ。ケンヤさんはどうでした?」
「どうって、そりゃ最高の夜でしたよ!本当羨ましい!本気で奪いたくなるよ!盗っちゃって、いい?…って冗談だけど。それくらい良かったなぁ」
ミキをひたすら褒めまくるケンヤのメールを見て改めて自分の嫁が最高の女である事を再認識し、少しだけ鼻が高い気がしました。嫁の浮気相手の褒め言葉にいい気になる自分は馬鹿な男でした…
ケンヤは少々調子に乗ってあれこれとメールしてきました。
「感じやすいコだし、あの腰使いは反則だよ。タクちゃん、よく仕込んだもんだ!可愛い口で一生懸命頑張ってくれる表情も最高だった!早く来週にならないかな~」
私は目を疑いました。口で頑張るって…まさかフェラの事を言っているのか?…まさか…まさか…
今まで一度もさせた事のないフェラをケンヤにはしてあげたのだろうか……
頭が混乱しそうでしたが、聞かずにはいられませんでした。私はカマをかけるようにして聞きました。
「ミキのフェラはどうでした?ケンヤさんの彼女達と比べたらまだまだかもしれませんけど」
「いやいや、そんな事ないよ。最初ちょっとぎこちなかったけど、あーしてこーして言ったらめちゃ上手くなったよ!タクちゃんはあまりフェラはさせてないのかな?」
「ええ、まぁ、それ程好きじゃないんで」
そうリメールするのが精一杯でした。でも、ケンヤからの次のメールは衝撃的でした。
「そうなんだ。今度お願いしてみなよ。タクちゃんに悪いと思いつつもちょっとだけ教えたらもう凄いのなんのって!四回中一回は我慢出来ずに口内でした…ごめんね!」
この男の明るさは天然なのでしょうか…私は返す事もできず、ただ呆然とするだけでした。

ケンヤからの連絡で、ミキがケンヤにフェラした事が確実になりました。
私はあの日の後、ミキと何度かキスしています。あんなに柔らかくて小さな唇、激しく吸うと壊れそうな華奢な唇だと思っていたのに…男の醜く勃起したペニスを咥えて射精させるまでスライドさせて、しかも口の中で受けるなんて…信じたくありませんでした。ケンヤ曰く、
「全部飲んでくれた」……
その日の夜、私はミキを抱いていました。一度射精し、マッタリとしていた時です。
ケンヤのフェラの話は、一時も頭から離れる事はありませんでした。思えば思う程に、私のあそこは硬度を増していきます。
私は再び愛撫を開始し、指で再度ミキをイかせた後、思い切って行動に移しました。
少しづつ、私の股間をミキの顔に近づけていったのです。目を閉じてウットリしていたミキがゆっくり目を開けた時、私の勃起し切ったペニスが目の前にあったのです。
ギョッとした表情を浮かべるミキ。一瞬眉間に皺を寄せる様にしていたのをハッキリと見ました。
「びっくりした…どしたの?」
すぐに笑顔になりましたが、明らかに固い表情のミキを見て、私は腰を引きました。
本当にショックでした。
あのミキの表情…ケンヤには口内射精させる程のフェラチオをしてあげるのに、私のベニスはまるで汚いものでも見るような目を一瞬でもしていたわけですから…
私のペニスは一気に硬度を失いました。
「今日はもう寝るか…」
「…分かった…」
「………」
ほんの少しの沈黙の後、ミキが気まずそうに口を開きました。
「あの…ゴメンね…あんなに近くで見たことなかったから…私も練習しなきゃだね…」
「…いいよ、無理しなくて」
そう答えるのが精一杯でした。
ミキは心をケンヤに奪われてしまったのかもしれない…たった一度しか抱かれていないのに。ケンヤ本人は認識していなくとも、イケメンはそれだけで罪だと思いました、この時は。顔が良ければそれだけで女はなびいてしまう、と本気で思っていました。今思うとこの浅はかさが修羅場を招く原因の一つにもなったと思います。この時点で気づいていれば後戻りは出来たかもしれません。

そして週末、ミキはケンヤに抱かれました。二度目です。クラス会の時の友人に会いに行く、と言って。
勿論前回同様ケンヤからは随時携帯に連絡が入りました。
内容についても同様に、最初は多少嫌がるミキも、感じ始めると積極的に声を出す、という展開でした。今回は写メはありませんでしたが、私自身触れずに射精するには十分な程の興奮をもたらす内容でした。
例の件があったせいか、やたらとフェラの音が気になってしまいました。なぜここまで献身的にするんだと思うくらい。
お互いの性器を舐め合うなんて事、私がした事もない事をミキは進んでしていたと思います。
全てが終わった後にケンヤから連絡はなかったので、回数だとか他の情報は一切ありませんでした。ただ、少なくとも携帯の向こう側でミキは二度はイッていたと思います。

その後一週間程何もなく、ケンヤからの連絡もありませんでした。
私の方はというと、あの事件からミキとはセックスしていませんでした。ケンヤとしている最中は異常な程興奮するのですが、私も少し意固地になっているところがあり、ミキが自分から誘ってくるまでは絶対にこちらから誘わないと決心していたからです。
しかしレスのまま一ヶ月が過ぎようとしていても一向にミキから誘ってくる気配はありませんでした。こんなに間が空くのも始めての事でした。
ケンヤとのセックスで充分満足できたから私のペニスは必要ないのか、と嫉妬で狂いそうになりながら考えていました。
いい加減、私の欲求不満も爆発しそうになり、勇気を出してミキに単刀直入に聞いてみました。
「俺たち、最近ずっとしてないよね…?」
「ん…そうね…でもタクも疲れてんでしょ?」
全くいつも通りの表情で答えた内容がこれです…
私は居てもたってもいられず、翌日仕事中にケンヤに電話しました。
「ケンヤさん、最近連絡ないですね?どうかしたんですか?」
「えっ?別に何もないよ。どしたの?」
「いや、実は最近ずっとレスなんですよ…もう溜まっちゃって…」
「え?そうなの?なんで?」
私はフェラの件を言いそうになりましたが、グッと堪えました。
「なかなかお互い忙しくて(笑)また激しく興奮したいなぁ」
「…それって、また抱けって事かい?」
「ん…ケンヤさんが良ければ」
また心とは裏腹の事を言ってしまいました。本当はもうミキと縁を切って欲しいくらいの心境だったのですが、目先の欲望を優先させたのです。
「分かった…」
その一言だけで電話が切れ、数分後に電話が来ました。
「ミキちゃんと連絡とれたらメールするよ。でもタクちゃん、大丈夫?」
「何がですか?」
「いや、なんかさ、余りに普通にそんな事言うもんだからさ。ちょっと麻痺しちゃってないかなって、ね」
私は助け舟をケンヤに出されたような気がしました。正直なところ、少しホッとしました…
「麻痺ですか…そろそろ潮時ですかね…」
「そうかもよ。ミキちゃんだって意思のある人間なんだから。俺が言うのもおかしいけどね」
「じゃあ、今回で最後にしますか?…」
「そうだね…正直俺も半分麻痺しそうだったからね…」
「じゃあ最後、キッチリミキを抱いてあげて下さい」
「分かったよ…ちゃんとミキちゃんリセットして返すからね」
リセット…と言う言葉の意味が分かりませんでした。既に起こってしまった事実は消えるはずもないのに…まさかミキを記憶喪失させる?なんて考えたりしていました。今思うと本当に馬鹿な私です。
そして最後の寝取られとなりましたが、ここから大きく三人の運命が動き出します。

週末の午後からミキは出かけていきました。
私は気持ちよく送り出す気分になれずにいましたが、そんな気持ちは顔に現れていたのでしょう。ミキは不安げに私の顔を覗き込む様にきました。
「タク、どしたの?具合悪い?」
「…いや、別に…」
「何か、元気ないよ…」
「………」
下から覗き込む様にしていたミキはスッと背筋を伸ばし、やや伏せ目がちにしながらいいました。
「私…行かない方がいい?」
「え?」
「だってそんな寂しそうな顔するんだもん…」
私はミキにまで助け舟を出された様な気がしました。
ケンヤには今回が最後と言いましたが、何故かミキを見ているとこのまま出ていったら戻ってこないかも…そんな女々しい気分になりました。
「うん…行かないで欲しい…」
「………」
少しの沈黙が苦しくて、私は無理に明るくしながら続けました。
「やっぱ、休日にミキがいないと俺寂しいな(笑)」
「………」
「なぁ、また今度にできない?今日は俺とデートしようよ。ほら、映画最近見にいってないしさ」
「………」
私の空元気な声だけが虚しく部屋に響いてました。ミキは思いつめるようにやや下方の一点を見つめたまま黙っています。
私は「行くのやめる。一日タクと一緒にいる」という言葉を期待していました。
しかし沈黙の後、ミキが言った言葉は違いました。
「ゴメンね…」
期待しながらも半分諦めていた私ですが、私の目を真っ直ぐに見つめながら言うミキを見て、並々ならぬ決意みたいなものを感じました。
思えばここ一ヶ月、ミキの方からこれだけ目を合わせられた事は無かったかもしれません。ミキは恐らく私に対しての罪悪感からいつも視線を微妙に逸らしていましたから。
やっぱりか…そう思いながらミキの瞳をただ見つめる事しかできません。金縛りにあったように体はおろか、言葉すら出なくなっていました。
じっと私を見つめるミキの大きな瞳にうっすらと涙が浮かんできた時です。
「あははは、タク無理言わないでよ!もう約束しちゃった事だし!皆楽しみにしてるしさ!」
無理矢理笑顔を作ってミキは出ていきました。
私はドアをただ見つめていました。ミキは行ってしまった…ケンヤに抱かれる為に私に嘘をついて。私の願いを振り切って…
私よりケンヤを取ったのです。

我に帰った私は、次第に言いようのない恐怖感に支配されていきました。もう二度とミキは帰ってこないのかも知れない、そう感じ、気付いたらケンヤに電話していました。
私は半分パニックになりながらも、必至だったと思います。
「ケンヤさん?今ミキが出て行っちゃいました!」
「あれタクちゃん?どうしたの慌てて?」
「ミキが出て行ったんですって!」
「出て行ったって…だって今日これからでしょ?」
「…だけど…知ってますよ、そんな事…」
「タクちゃん、何かあった?変だよ?何パニクってんの?」
「ミキと会ったらすぐ帰してください」
「えっ?なに急に?」
「だから!すぐミキを帰せって!」
「………」
一呼吸置いてケンヤは穏やかに言いました。
「タクちゃん、それはダメだよ。今日は帰さないよ」
「どうしてですか⁈」
「何があったか知らないけど、約束しただろ?俺は何度も確認したはずだよ?それでも良いって言ったのはタクちゃんだよ?」
「気が変わったんです!」
「…タクちゃん…勝手すぎるよ。俺だって色々忙しい中で今日のスケジュール開けたんだから。俺だっていろんな事情がある中で、今まで君の性欲を満たす為に、それ中心の毎日を過ごしてきたんだよ?」
「…でも、ミキはケンヤさんを好きになり始めています。俺よりもケンヤさんを選んだんです」
「タクちゃん、俺達大人だよな?今更やめてくれよ。そんな危険性がある事はちょっと冷静に考えればあり得る事だろ?まさかそんな事も考えずに今までミキちゃんにあんな事させてたのかい?大体、タクちゃんはミキちゃんをつなぎ止めようと努力したのかい?ただ寝取られに興奮して自分自身の性欲だけを満足させてただけだろ?」
私は言い返す事が出来ませんでした。ケンヤの言う通りです。
「もしもだよ?もし今までの事をミキちゃんが知ったらどう思う?これまでの行動に妻に対する愛情は微塵も感じられないよ?」
「…まさか、ミキに言うつもりですか?」
私は心臓が凍りつきそうでした。そして、始めて後悔しました。これまでの行為がどれ程危険な事なのかをやっと認識したのです。
「そんな事はしないよ。でもね、タクちゃんが仕掛けたこの事で、俺自身も予想できなかったくらいにミキちゃんは変わったと思う。それは俺も感じていたよ」
「…ミキが…変わった…」
「とにかく、今日はミキちゃんを返す事はできない。それだけだ」
そう言って一方的に電話が切れました。
薄暗い部屋の中で、私は情けない事に涙を流していました。何よりも大切な人を失うかもしれない、後悔してもし切れない思いで、鬱な気分に押し潰されそうになっていました。
私はケンヤとミキに何度も電話しましたが、電源を切られていました。八方塞がりの状態、私はただケンヤからのいつもの連絡を待つしかありませんでした。
そして約一時間後、ケンヤからの電話が入りました。

ミキが出かけて僅か一時間後です、ケンヤからの電話は。
いくら何でも早過ぎる、と思いつつ、恐る恐る電話を取りました。
携帯を耳に押し付けました。
「タクちゃん…俺だけど」
「………」
「約束は約束だから、随時携帯で報告するよ…」
「……ミキは?…」
「今シャワー」
ミキがケンヤに抱かれる為にシャワーを浴びている…生々しい情景が目に浮かび、私は心が張り裂けそうでした。
「もう出てきそうだから切るよ」
一方的に電話が切れた後、写メが届きました。
ベッドの下にミキの服が無造作に脱ぎ捨てられている現場の写メでした。さっきまで身に付けていた黒のミニスカートもはっきり確認出来ました…
几帳面なミキは普段から服を脱ぎ散らかすような事は絶対にしないのに…
しかも今回の写メには、自身の存在を誇示するかのように、ケンヤのペニスが一部写っていました。
ケンヤのそれは、脱ぎ散らかされたミキの服に向けて恐ろしいまでにそそり立っていました。
大きさはそれ程でもないように見えましたが、ほぼ真上を向いており、グロテスクに赤黒く光っているようにも見えました。
これをミキは口に含んでいくのか…これがミキのあそこに挿入されるのか…そう考えるだけで意識を失いそうになるくらい、正直なところ…興奮してしまいました。

それから数十分後、再び電話が鳴った。受話器の向こうから聞こえてくるのは、シーツの擦れる様な音。二人の声は何も聞こえない。
暫くモゾモゾするような音が続いていたが、いきなりミキの声が聞こえた。
「あっ…そこ、ダメだって…もう…ダメ…いや…」
「………」
「ダメダメダメっ!…ああああっ…ちょっと…あん…やだ…」
「…はは、可愛いよ…」
そして、抑えていた声を一気に開放するようにミキが喘ぎ出した。
「あぁぁぁっ!いやぁぁぁ…ん、ん、凄い……」
「ミキちゃん、もう入れる?ん?入れる?」
「あっ、ダメ…いやぁぁん…」
「どうする?入れて欲しくないの?」
微かにグッチャグッチャという粘り気のある音が聞こえた。
「…いらない…いらないし…あ、あぁぁっ!」
「じゃ、やーめた」
「……イ…ジワル…」
消えそうな声で不満気に言うミキ。
「…タクだったら絶対そんな意地悪言わないのに…」
「そりゃタクちゃんはミキちゃんの事愛してるからでしょ?すぐ気持ちよくさせてやりたいんでしょ?」
「…そう…よ…私だって…」
「えっ?なに?聞こえないよ?」
「私だってタクの事、世界で一番愛いしてますよ~だ!」
「はいはい、良かったね~」
「もう…本当イジワル…マジムカつく…」
凄く馴れ馴れしい会話だと思った。少なくとも、それまでの二回とは比べ物にならないくらい、ミキの態度は変わったと思った。ケンヤが言っていた「変わった」というのはこの事だったのか…?
「あっ!イキナリ…そこ…いやぁぁ…」
「ミキちゃん、どうなの?入れなくて本当にいいの?」
「ズルい…ズルいよぉ、先生……」
「入れて欲しいなら、あれしてよ」
「……」
それにしても一瞬、ミキがケンヤの事を「先生」と呼んでいたのは何故だろう…プレイの一つなのだろうか。
あのミキがそんなセックスプレイを演じるなんて信じられなかった。
ケンヤから「あれ」を促され、二人は体制を変えていたのか、ガサゴソと動く音がした。
「ねぇ先生…あの、お口でするから、入れてくれるの?」
「そうだよ。なんで?」
「そうじゃなくて…えーっとさ…」
「何だよ、はっきり言いなよ」
「もういい…」
「気持ち悪いなぁ(笑)何だよって」
だだをこねるミキと、聞き出そうとするケンヤ。押し問答が続いた後、私は耳を疑った。
「だからぁ、さっき言ったじゃん、その、タクはさ、私の事愛してるから……すぐ入れてくれるって……先生はどうなのかなって…」
「あぁ、そんな事か…勿論、愛してるよ」
「…本当?…」
「うん、本当」
ミキは何も言わず、その代わりジュッジュッという、フェラ特有の音が聞こえ始めた。それもいきなりかなりのハイペース。
「うわ~ミキちゃん、いきなり凄すぎ…」
時折ミキの「んぐっ」という明らかに何かを口に咥えながら苦しそうにする声が聞こたり、ブブブッという思い切り吸い上げるような下品な音がした。
「ああ、気持ちいい~、ほんと上手くなったよ…」
「…うれ…ひい…」
「タクちゃんも喜んでるでしよ?こんなに可愛い子がこんなに上手になっちゃって」
「……」
何度も言うが私はミキに咥えられた事がない。それ以前に先日は拒否されたも同然だった。
「ああ、ミキ、ヤバイわ…出そうだよ…」
「……」
無言のまま、卑猥な音を携帯は鮮明に拾っていました。
「マジ出るって…ミキ、ああ…いいんだな?出しちゃうよ?出すって事は、分かってるよな!」
ケンヤの呻き声が聞こえ、一気に静まり返った。
「…ん、うふん…薄いかも…」
「ああー、死ぬかと思ったぁ~ちょっと最近出し過ぎかもね?(笑)」
「…もう…バカ…」
どう否定的に考えても口内射精の後、飲み干しているのは明らかだった。
そして携帯は切れた。
薄暗い部屋の中で茫然自失、しかし、次第に鼓動が収まるに連れ、何となく釈然としない事に気付きました。
ミキがケンヤを「先生」と、ケンヤはミキを呼び捨てにしていた事、そして少なくとも聞いた限りではミキは躊躇なくフェラ、精子を飲んでいた事、の二つです。
僅か二回しか会っていないのに、ミキはまるでケンヤの掌の上で踊らされているようでした。
これが寝取られプロのケンヤの実力なのでしょうか。
私が知っているミキのあの小さな可愛い唇は、私とキスをする為だけにあったはず。柔らかくて温かくて、その感触だけでも私は幸せを感じる事が出来ました。
でも今はあのガチガチに勃起したケンヤの醜いペニスを一杯に頬張り、百戦錬磨のケンヤをフェラだけでイかせる為だけに使っていたのです。

嫉妬で鬱状態のところに再びケンヤからメールが届きました。
今度は短い動画が添付されていました。
私ははやる気持ちを抑え、しかし慌てて中身を確認しました。
薄暗い映像の中で、肌色が画面一杯にに広がり、大きく揺れ動いていました。ピントもイマイチでしたが、やがてそれは黒々としたミキの股間そのものをアップで写そうとしたものだと分かりました…
余りに近すぎて画像がボヤけて酷かったのですが、ある時綺麗に対象を捉えました。
ミキの股間の向こう側に見える、上下に動くミキの下顎…
恐らく、互いの股間を舐め合っている最中で、下になるケンヤが撮った映像。
ミキのあそこだけは近すぎる為ボヤけていましたが、お腹から胸にかけての綺麗なライン、重力のままに重そうに垂れる乳房、その先で懸命に上下するミキの顔がはっきり映し出されていました…卑猥過ぎて思わず息を呑んでしまう程です。
二度三度と繰り返し見ていましたが、そのメールにメッセージも添えられていた事に気付きました。
「この光景、俺は結構好きなんだよね。タクちゃんはどお?」
癪に障るメッセージでした。私は今までこんな角度からミキを見た事はありません…
もし私が同じ事をミキとしたならば、フェラされるまでもなく、視覚だけでもすぐに射精してしまうでしょう。ケンヤのように楽しむ余裕などないと思います。
その日は事前にケンヤと揉めてしまったからか、少々私に対する挑発が過ぎるような気もしました。本当にミキが奪われるかもしれないという焦り、これまで味わった事のない嫉妬と興奮…
そして携帯が鳴り、二度目の実況が始まりました。
「…あっ…もう、全然小さくなってない…」
「いつもの事でしょ」
恋人同士のような囁き合いが続きました。
セックス中の音声ではなく、暫くそんな二人の会話だけを聞かされ、最初はケンヤの意図が分かりませんでした。
しかし、私と二人っきりの時とは違い、ミキは明らかにいつもよりリラックスして話している事に気付きました。下ネタを振るケンヤに対し、照れてはいるものの、楽しそうに返すミキ。私の時とは大違いです。
ケンヤは本当にプロだと思いました。下ネタを織り交ぜた何気ない会話は、ミキの深層心理が垣間見えてくるような気がし、私は何とも言いようのない嫉妬心を感じ始めていました。
それは単にミキの発言内容ばかりではなく、聞かれた事を素直に打ち明けてしまうのは、ケンヤへの揺るぎない信頼感があってこそ、という事実が私を狂いそうな程嫉妬させているのでした。
軽い下ネタを含んだ会話は、徐々に私の予想しない方向へ動き出しました。
「なんか今日まだ入れてないよね」
「でも結構ぐったりかも…」
「ミキちゃんイキ過ぎ(笑)そりゃ疲れるよ」
「…だって気持ち良いし…」
「俺としたかった?待ち遠しかった?」
「いいや、全然」
「何だよ~、ムカつく事言うね~(笑)」
くすぐっているのか、ミキが大笑いしたり、ベッドの軋む音がしたり…じゃれ合っていたと
思ったら急に静まり返り、ミキの一言。
「ねぇ、キスして…」
貪るような、湿り気を帯びたイヤラシイ音がずっと響いていました。時折聞こえるミキの切ない声が悩ましく、私のペニスは痛い程に勃起し続けています。
最近付き合い始めた恋人同士のような、熱くて長いキスが終わった時、私は自分の手の中で射精していました。
射精後の脱力感と鬱が体を支配しようとしていましたが、本当の鬱はここからでした。
「…本当はね…早く抱いて欲しかった…」
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[ 2017/05/02 18:37 ] 寝取り寝取られ系エッチ官能小説 | TB(-) | CM(-)
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